[PDF電書][DLsite]TL小説制作記録

お役立ちかも

前2作品は販売画像についてだったので今回はTL小説自体をどう作ってるのか記録することにしましたっ!
執筆~DLsiteでの販売までです。

良ければ見てってください。

なお、販売画像の作り方はこの記事が一番良いと思いますっ!

書くのはcatmemonote

私はテキスト作業はいつでも「catmemonote」でやっています!!!

神!!!!
マジ最高!!!!!!

ツリー構造、タブ、自動保存、シンプルな見た目(デザインパターンが20くらいある)と言う気持ちよくかけるだけでもすごいのに、

txt保存

というのがマジですごいソフト(アプリ)です。

txtなので必要に応じて好きなアプリで開きたい放題。
VSでもメモ帳でも開ける。

もっと言うと、保存フォルダをクラウドを指定して置くと別デバイスでも続きができます。
つまり家ではcatmemonote、スマホではググるドキュメントとしてテキストの続き。みたいな事がラクラクなわけです。

やってないですけれどgitとかでの管理も出来そうですね!
なにせプレーンtxtなんで(タブとかはフォルダです)

というわけで、以下一太郎がでてくるまでひたすらcatmemonoteです。

ちなみにたいてい「本文」と「設定メモ/没テキストの保存」で1小説に2txt使ってます。

内容を決める

今回はお友だちから「逆転人魚姫」と言うお題を頂いて作りました。
なんで………いつもこいつ人魚とか鱗ある生き物とかばっかりエッチしてるな!ってのは偶然なんです!今回は!!!
ちょっと書きやすいからそれで採用!ってなったけど偶然ですっ!!!

閃こう!

とにかく貰ったお題、あるいは書きたい!と思ったカップリングやキャラについてメモします。
エロ小説なのでやりたいシチュエーション(またの名をセックス内容)をメモったりします。

本とかWikipediaを見ながら惹かれた単語とかメモったりもします。
URLとか名前の由来とかもどんどんメモして充実させていきます。

せっかくなので前作『王女様は呪われ騎士の性処理用花嫁』の分も。
呪われた騎士様への熱い思いをなんとかしたいと言うメモがありますね。

出だしをちょっと書いてみる

書き始めないとイメージが掴めないので、私はだいたいすぐに書き始めちゃいます。
主人公登場や舞台を1000文字とか書いてると性格や口調が分かってきます。
あと、書くのに必要な資料とか。

ここが一番楽しい。

その結果、出だしちょっとのtxtが死ぬほどあります。

喘ぎ声を生成する

これもまた一つの資料集め?

利用可のツールで喘ぎ声をある程度生成して気に入ったのをストックしておきます。
だいたい500文字くらい毎回生成しているみたいです。

おおふ……画像で改めてみるとすごいですね。
すごい、この参考画像を貼った瞬間私はとても冷静な気持ちになりました。
エロ小説かくの怖い。

なんで「最初に」作ってるのかと言うと、

  • 喘ぎ声は作品の雰囲気や媒体でものすごい変わるから。
    私はエロ小説やらゲームやら男性向け/女性向けやら作っているので、どういう方向性か考えるため
  • 喘ぎ声からセックス内容をひらめくため
  • エロシーンは脊髄反射で書いているので、そのタイミングで生成とかまどろっこしい事出来ない
    • むしろさ……あの……冷静になっちゃうからさ……

ちなみにエロゲー作る時もtxtの前に喘ぎ声生成しておいてます。

何とか書く!

基本は頭から書いていく

既に出だしをちょっと書いてるわけなので、そのまま続きを書いていきます。
書く順番は色々分派がありますが私は「流れに沿ってラストを目指す」派閥です。

ただし、書けない~~~と思ったシーンは書けなかったシーンの内容だけ書いて飛ばします。

これが多いと上手く完成しないという経験がありますが、しないで悩むとそれはそれでエターなるので諸刃の剣です。

なんで頭から順に書いているかと言うと、思いついたところからだとどんどん難しいところばっかり残ってしまうという事実に気がついたからです。
後回しを許容してるので最後の最後に高難易度は残ってしまうんですけど……
それでもマシです。

またゲーム制作的な考え方で、分量自由な電書だからこそでもあると思うのですが。
とりあえずラストまで作ったら後は好きなだけ作り込む。無理~ってなったらそこが完成。
……って考えでやるととりあえず一通り最初から最後まであることは重要だなって。

書きながらプロットを考える

私にとってのプロットはプロットであると同時に「後回しにするためのメモ」であり「伏線を記録しておく所」でもある感じです。

なので書きながらプロットが完成されていく。

概ね6割位書いたところでプロットの更新が止まるような気がします。

最初に書かないのは漏れがむちゃくちゃ出ること。
書いてる時の方がひらめくこと。
最初に全部あると窮屈なこと。
どうせ展開は変更されること。

などで。

当たり前ですけどプロットがあると脳みそのリソースを減らして手を動かすことができるので、難易度の高い後半戦の指針になります。
これは通常のプロットの用途ですね!!!

後のためにメモ書きを足しておく

検索用に★マークをつけて本文に直でメモをしています。

マークはtxtで扱えて小説自体で使わない文字なら何でも良く、黒い部分が多くて目立ちやすく、変換しやすいので★を使ってます。

書いてることは

どんな事を書いてるのかと言うと

  • ふりがな 難読漢字というより「射精る」で「でる」みたいな、エロふりがなのチェックが多い
  • 傍点 一太郎ちゃんはボタン一つで好きなだけ傍点を触れるので、とりあえずここ傍点したいな~って思ったところに書いておきます
  • 逃げてる所 前項目で言ってた逃げた場所はシーンの内容を1行で書いて★を付けておきます
  • 物足りない所 繋がってるけれどこの分量だと盛り上がりにかけるな?と思った所に★行を作って放置しています。

エロシーンは作っておいた喘ぎを組み立てながら

ここで生成しまくった喘ぎ声が働きます。

前後に合わせた内容の主人公のセリフをエロな感じで作り、その後自分でその場で考えたのと生成しておいた喘ぎ声を混ぜて継ぎ足します。

喘ぎ声はそのまま使うことは少なく、コピペしながらセンテンス?1かたまり?3文字~10文字くらいのペースで部品として使っていきます。

なんでこうしてるかというと、自分で考えるとパターン化がすごいからですね。
エロシーンだけで何千字何万字とあるのを自分一人で考えてたら同じセリフばっかりになると思います。
そこで生成した喘ぎ声で単調化を防いだり、自分では知らない喘ぎをいれるわけですね。

書けなくなったら

実は思ったより書けてるかもしれない

書けない~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~と私は死ぬほど泣き言を言うのですが。
冷静になると意外と書き進んでる場合があります。

そもそも私はそんなに書くのが早くないので調子の良い時でも日産3000文字のようです。

つまり1000字書けてたら偉い(偉い)

根本的に書きやすい環境を用意しておく

環境が悪いと書けないです。
後疲れてると書けないです(10000000敗)

スケジュールや体力などの見えないステータス。
デバイスや机椅子などの物理。
そしてアプリやツールなどのソフトウェア。

整えるべきものはいっぱい有りますね。

とりあえず文字数を見つめてるとなんとかなるかもしれないので文字数が見えるやつで執筆するのがいいです。
catmemonoteちゃんは数えてくれます。

また、そもそも作業サーバがあり、そこで毎日進捗を発表してると頑張れるような気がします。
ラジオ体操カードみたいなものです。

セックス内容がわからなくなる

セックスシーンってゲシュタルト崩壊しやすすぎじゃないですか!?!??!?!??!

後もうエロシーンが長くて何を書いたら良いのかわからなくなる!!!!

そういう時はエロコンテンツの接種が一番効く気がします。

次点が過去作の確認。
過去の自分こんなの思いついてたんだ……パクろっ!ってやります。
過去作はパクっても問題が起きないのが良いですね。

必要作業と言う名の現実逃避

もう書くのを諦めます。
そして本文以外の必須な作業を行います。

現実逃避で小説を書くのやめたのに進捗が進む神の作業です。
量は少ないので困った時の必殺技として活用しています。

小説外テキスト

キャラ紹介やキャッチフレーズ、仕様等をまとめます。
これはDLsite、pixiv(サンプル)、販売用画像、本体PDFの作成で利用します。

過去に自分が作ったテンプレートの穴埋めなんであっという間に終わってしまうのが難点ですが、気が紛れます。

販売画像

詳細は過去記事で。
DLsiteの販売画像、サムネイル、表紙(PDF表紙/pixivカバー)の3種類の画像を作ります。

文字書き作業から完全に離れられるのでものすごい気が紛れます。最高です。

なんならアセットストアや素材サイトを眺めてる時間も進捗の一種なので最高の気分転換です。

一太郎に移動する

ラストまで書けたら(≠完成)一太郎に移動します。

そうです!私は9割できたらおっけーにしてる人です!!!
辛くてそこでエターナなるんで!!

そして、執筆環境が変わることにより詰まってた部分が書けるようになったりします。
また、文字を書くにしても今までとは違う作業をできるので気分転換になります。

ちなみに一太郎は同人小説を作るのにとても向いていると思います。
長くなるので今回の記事では扱いません。

作業工程的には過去作で作ったものをテンプレートにしてすべて選択→コピー→一太郎にペーストです。

★の処理

前段階で付けてた★マークが火を吹きます。

検索していい感じの一覧表が作られた所!!!

これを適当にポチポチしながら該当箇所を弄ります。
できたら★を消して、たまに気が向いた時リストを更新して進めていきます。

文字に装飾をする

「ふりがな」と「傍点」を付けます。
新しい気分転換です。

濁点の位置の変更もします。

なお濁点フォントを使うとしたらここで変換していると思います……が! 私はやってません。
濁点フォントはスッキリしてしっかりした作品っぽいのですが、濁点を使った文字のスペースが読みやすいなって思うんです。私は!!私はね!!

それと、濁点かつ♡喘ぎは理性を失っていると言うか、ぐちゃぐちゃになってるシーンなので可読性が損なわれない範囲でキレイじゃない構成の方が良いと思っています。

漫画だと書き文字の部分!だと思ってる!!!!!

そして私は何を熱弁しているのだ!?!?(定期的な賢者モード)

後回しを書く

つらい所!!!!!!

ラスト1割を何とか埋めていく作業でもあります。

時に書き足すの★マークは一太郎に移動しても閃かなかった場合、御縁がなかったということで消えてもらっています。

校正をする

一太郎ちゃんは校正機能が乗っています!!

エロ小説だと喘ぎ声のところとか、会話文の砕けた表現が無茶苦茶指定されちゃうのですが、それでも役立ちます。

送り仮名の調整、地の文のら抜き言葉の修正、誤字などが見つかっていきます。
あると冷めちゃう、だけど自分でチェックは難しいし、エロ小説の校正はなかなか人に頼めないしで、助かる機能です。

事務ページの制作

目次や奥付け、キャラクター紹介などです。
現実逃避で作っていたテキストが活躍します。

見た目は最初に作ったのを流用しているので今回は新たに作っていません。

ファイルの出力

完成品をPDFで出力!!!!!!!!!!!

だけじゃないのが一太郎ちゃんの良いところ。

  • サンプル用に欲しいページのPNG画像
  • ふりがななどをpixiv用に変換されたtxt

も出力できるからすごい助かる。

webへ

pixivにサンプルをあげる

出来上がったtxtをpixivにあげます。
先にpixivにあげないと販売ページにサンプルURLを埋め込めれないので最初にやります。

pixivは出した瞬間に公開だし、小説は修正ができるので気軽にやって良いんじゃないかな?

注意点は気にしてるところかも
(今回だと公開分長めだから~とか、こういう特殊プレイだよ~とか)

DLsiteへ

pixivでいったん公開しているのでほとんどのそのまま再利用して紹介文などを埋めていきます。

サイトとSNS

私は記事を書くのが好きだし、宣伝的にもやりたいので色々作ります。

だいたいDLsiteの審査時間が暇なのでそこでやる!!!
今です!!!!!!!!!!!!

販売開始したらリンクとか埋め込んで完成です。

終わりに

こんな流れで私はTL小説をDLsiteで売ってます。

いやー書いてよかった!!!!
色々自分が何やってるかまとめられて、自分へのメリットが多い!!!!!

そして他の人がもっといいやり方してるかも知れないので、ぜひ! ぜひぜひ!! みんなも書いてね!!

p.s.
本当は技術書典向けに作りたかったけれど、技術書典はR18不可なのです……

せんでんっ

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